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開催予定地域イベント伊豆高原

大室山 山焼き|山を丸ごと炎が駆け上がる、伊東の春の風物詩

2027年2月14日(日)

700年以上の歴史を持つ大室山の伝統行事。山麓から点火された炎が標高580mの山頂へ向かって駆け上がり、山全体を焼き尽くします。

大室山 山焼き|山を丸ごと炎が駆け上がる、伊東の春の風物詩

伊東の山々にまだ冬の空気が残る2月。お椀を伏せたような大室山が、一日だけ炎に包まれます。

2027年の「大室山 山焼き」は、2027年2月14日(日)に開催される予定です。

山麓から放たれた火が斜面を駆け上がり、やわらかな緑色で知られる大室山を一気に焼き上げる、伊東の春を告げる伝統行事です。

700年以上受け継がれてきた山焼き

大室山の山焼きは、700年以上の歴史があると伝えられています。

もともとは、茅葺き屋根や堆肥、牛馬の餌などに使う良質な茅を育てるために始まったものです。古い草や雑木を焼き払い、春に新しい芽が育ちやすい環境を整えていました。

生活の中で茅を使う機会が減ったあとも、池地区の人々によって山焼きの技術は受け継がれています。現在では大室山の景観を守るとともに、多くの見物客が訪れる伊東の春の風物詩になりました。

炎の迫力だけでなく、大室山を守ってきた地域の営みにも目を向けてみると、この行事の見え方が少し変わります。

大室山

大室山は一日に二度焼かれる

大室山の山焼きは、火口の内側を焼く「お鉢焼き」と、山の外側を焼く「全山焼き」の二段階で行われます。

火口の内側を焼く「お鉢焼き」

最初に行われるのが、山頂火口の内側を焼くお鉢焼きです。

2027年の詳しい開始時間は、2026年10月14日現在まだ発表されていません。参考として、前年の2026年は午前9時15分から行われました。

お鉢焼きは山頂で見学できる場合がありますが、安全確保のため見学人数や遊歩道が制限されます。山頂から見学したい場合は、当日の案内を確認し、係員の誘導に従ってください。

炎が山頂へ駆け上がる「全山焼き」

続いて行われるのが、大室山の外側を焼く全山焼きです。

山麓から一斉に点火されると、乾いた茅を燃やしながら、炎が山頂へ向かって広がっていきます。立ち上がる煙、草が燃える音、離れていても伝わる熱気は、現地でなければ分からない迫力です。

前年は正午から全山焼きが始まり、40分ほどで山全体が焼き上げられました。

全山焼きは短時間で進むため、点火予定時刻より早めに観覧場所へ移動しておきましょう。

大室山 山焼き「

観覧するなら「さくらの里」周辺へ

大室山全体を見渡したい場合は、山麓に広がる「さくらの里」周辺が観覧場所の候補になります。

山の形と炎の広がりを一緒に見ることができ、全山焼きならではのスケールを感じやすい場所です。

ただし、当日は安全確保のため、立入禁止区域や観覧場所が設けられる可能性があります。自己判断で山へ近づかず、現地スタッフや消防団の案内に従ってください。

山頂から全山焼きを見ることはできません。お鉢焼き終了後は安全のため順次下山し、全山焼きは山麓側から観覧します。開始時間より早めに大室山周辺へ

山焼き当日は、開始時間が近づくにつれて大室山周辺の道路が混みやすくなります。

大室山には約500台分の駐車場がありますが、見物客の車が集中すると、周辺道路や駐車場の入口付近で時間がかかることがあります。点火時間に合わせて向かうのではなく、早めに大室山周辺へ到着しておくと安心です。

山焼き当日は開始時間が近づくほど周辺道路が混みやすいため、時間に余裕を持って移動しましょう。

特に全山焼きは、点火してから40分ほどで山全体が焼き上がります。渋滞や駐車待ちで到着が遅れると、炎が斜面を駆け上がる瞬間を見逃してしまうかもしれません。

早めに到着し、観覧場所や立入規制を確認してから開始を待つくらいの予定がおすすめです。

バスを利用する場合も一本早めを意識する

伊東駅と伊豆高原駅からは、東海バスで大室山へ向かえます。

「シャボテン公園・大室山行き」または「シャボテン公園行き」に乗車し、終点で下車すると、バス停の目の前が大室山です。

駐車場を探す必要がない点は便利ですが、バスも同じ道路を通るため、当日の道路状況によっては到着が遅れる可能性があります。

予定している便に乗れなかった場合も考え、できれば一本早いバスを選びましょう。帰りのバス時刻も、到着したときに確認しておくと安心です。

一般参加のたいまつ点火について

例年は、観光客もたいまつを購入し、全山焼きの点火に参加できる機会が用意されています。

ただし、本数は限られており、当日の朝から整理券の配布や販売が行われます。前年は先着順・有料で実施されましたが、2027年の販売本数、料金、受付時間はまだ発表されていません。

たいまつ点火への参加を目的に訪れる場合は、通常の観覧よりも早い時間から動く必要があります。伊東市観光公式サイトや大室山登山リフトの案内で、最新情報を確認してください。

防寒できる服装で出かけよう

開催予定の2月中旬は、伊豆でもまだ冬の寒さが残る時期です。

山麓は風を遮る場所が少なく、観覧のために立ったまま待つ時間もあります。厚手の上着、手袋、マフラーなどを用意しておくと安心です。

火が見えるから暖かそうに感じますが、観覧場所によっては炎から距離があります。足元も冷えやすいため、歩きやすく暖かい靴で出かけましょう。

長時間待つ予定なら、温かい飲み物を用意しておくのもおすすめです。

晴れていても延期になることがある

山焼きは、当日の天気だけで開催が決まるわけではありません。

前日までに雨や雪が降り、茅が湿っている場合は、当日が晴れていても燃えにくいため延期になることがあります。強風の場合も、安全を優先して実施されません。

家を出る前に、必ず当日朝の開催情報を確認してください。

開催可否は伊東市の公式SNSなどで案内される予定です。遠方から訪れる場合は、順延の可能性も考え、周辺で立ち寄れる場所をひとつ考えておくと予定を変更しやすくなります。

炎のあとに始まる大室山の春

全山焼きが終わると、大室山の山肌は一面の黒へと変わります。

普段のやわらかな緑色とはまったく異なる姿ですが、やがて焦げた地面から新しい芽が顔を出し、山は少しずつ春の色を取り戻していきます。

炎が駆け上がる時間は、わずか数十分。その短い時間のために受け継がれてきた準備と技術が、大室山の景観を守り続けています。

2027年2月14日、伊東に春が近づく瞬間を、大室山の麓から見届けてみてください。

BASIC INFORMATION

基本情報

開催日
2027年2月14日(日)
会場
大室山
住所
静岡県伊東市池672-2
予約
不要
駐車場
あり(自家用車約500台・大型バス約10台)
アクセス
- 車:伊豆高原駅から約12分、伊東駅から約30分 - バス:伊東駅または伊豆高原駅から「シャボテン公園・大室山行き」または「シャボテン公園行き」に乗車し、終点下車
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